6
神奈川県立近代美術館 鎌倉館が今月いっぱいで一般公開を終了し、3月末で閉館することになったそうです。
7

実は、私は鎌倉に住んで25年になるというのに、これまで一度も行ったことがなかったので、昨日「最後の展覧会」に行って来ました。

ご存知の方も多いかと思いますが、鎌倉近代美術館は鶴岡八幡宮の境内にあります。
戦後間もない昭和26年に全国初の公立近代美術館として開館したそうです。
建物は、20世紀建築の巨匠ル・コルビュジエに学んだ坂倉準三の設計によるもので、戦後日本のモダニズム建築の傑作と言われています。
美術館通の方々からは「鎌倉近美」とか「カマキン」とかの愛称で親しまれていたようです。

1
館長さんいわく、 「さようなら」「さらば」「グッドバイ」とお別れの言葉をかけるのではなく・・・・未来を模索していくために、 「鎌倉からはじまった。1951-2016」というタイトルを掲げた・・・そうです。
お天気も良いし・・・と軽い気持ちで出かけたら、なんとチケット売り場は長蛇の列でびっくり。
カマキンファンの方々が押し寄せていらっしゃいました。

3
2

美術館全体が鶴岡八幡宮の平家池に迫り出すように建てられていて、モダニズムと日本的な自然環境との調和が見事です。
ピロティの天井に映る池の水面のさざ波はあまりに美しく、息をのみます。
5
何気ない階段の手すりも芸術ですね。
4

中庭の中央で来館者を迎えてくれる、イサム・ノグチの彫刻「コケシ」です。

平家池を望むピロティにはベンチもあり、いつまでもそこにたたずんでいたくなるような、不思議な空間でした。
こんなに居心地の良い場所だったとは・・・。
これが、無くなってしまうなんて残念!!
・・・・と思ったら・・・
多くの市民や建築関係者から取り壊し反対の意見が寄せられ、建物が保存されることになったそうです。
どういう形で存続されるかはまだ決定してないようですが、また気軽に立ち寄ることができる場所になってほしいと強く願っています。