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始まりは先週の月曜日でした。
義父が朝から、身体のあちこちが痛くて、食欲が無くて、手が震える…
というので、私たちは、てっきり持病の悪化かと思い込み、早速かかりつけの泌尿器科の病院へ義父を連れて行きました。
先生に診ていただきましたが、「いやーそうですか?お顔の色もいいし、食欲がなさそうには見えませんけどね~」という先生のお言葉。
義父は根っから明るい性格で、先生に症状の説明をするのも冗談まじりなので、先生も真剣に受け止めてくれません。
「じゃあ近いうちに骨シンチの検査をしましょう。」と言われ、予約をいれていただきその日は帰宅しました。
お医者様のお顔を見て少し安心したのか、その日はいくらか落ち着いた様子でしたが、翌日の午後になってから、相変わらずご飯を食べる気がしないし、何か少しでも食べればお腹が痛いし、下痢もしている…と言い出して…しかも下痢は2、3日続いているというではありませんか!
えーっ⁉それならお話が違うじゃないですか…ということになり、正露丸さがしたり、おかゆ炊いたり…
で、翌日もう一度、お医者様のところに行き、今度は腹痛と下痢の症状をお伝えしたら、総合病院の消化器内科に行った方がいいですねと言われ、その足で消化器内科に行くことになりました。
たまたま歩いて5分程のところに総合病院があって、そこまでなので、杖をつきながら歩く義父とゆっくり進み始めたのですが、義父があまりに大変そうなので、「先に行って車いすを借りてきますねー」と言って総合病院の玄関で車いすを借りて義父のところに戻ってみると…
なんと!地面に尻もちをついた状態の義父が額から血を流し、真っ青な顔!💦
立っているのも大変になってしまって、腰を下ろそうとしたらバランスを崩して転んでしまったというのです。
走って行って車いすを借りて戻ったのでほんの3、4分目を離しただけでしたが…
あー大失敗!
明らかに私の判断ミスでした。
数日下痢が続いていてかなりふらふらした状態だったのですね。
不注意でした、おじいちゃんごめんなさい!

とにかくおじいちゃんに車いすに座ってもらい総合病院の受付に行き、事情を話すと、まずは救急処置室で傷の手当をしてからですね、ということになりました。
額が5センチほど切れていて、部分的に深いところもあり、「ここは縫いましょう。」と言われ、細かく縫って下さって10針ほどになりました。
後は鼻柱に擦り傷と打ち身。
念のために頭部のCTも撮っていただきましたがこちらは異常なしで、ほっ!

そうこうしているうちに11:30が過ぎ、消化器内科の受診は午後になってしまいました。
待合室で小一時間待つことになりましたが、義父はすでに疲労困憊。
いつもなら、テレビを見ながらうとうと居眠りしている時間なのにいろんな事が起きて身も心も疲れ果て、車いすに座りながら眠ってしまいました。
見かねた看護師さんが、診察の時間までベッドで休んでくださいと言って下さって横にならせていただく事ができてホッと一安心。
もちろん横になれたのはおじいちゃんのみ、当たり前ですけど、😅私も横になりたかった~

で、午後からの診療で見ていただき、最近海外渡航はありましたか?生肉は食べてませんか?など聞かれ、いいえと答え。
血液検査、尿検査、便の検査、腹部エコー検査などしていただき、脱水症状が出ているということと、貧血気味、栄養状態が良くない、と言われ、点滴をしていただく事になりました。
二本点滴をしていただき、終わったのは5時過ぎになりましたが、少し元気になりやっと帰宅しました。
長ーい水曜日でした。
翌日にはやっと下痢は止まったもののまだ食欲は戻らず、何か少しでも口に入れると、お腹が痛いというのは続いていて…
金曜日にもう一度、消化器科を受診しました。
胃薬と整腸剤を処方していただき、再度点滴をしていただきました。
そして、どうしても納得がいかない義父は胃カメラをして下さいと直訴。
じゃあ、来週火曜日に、と予約を入れてくれました。

昨日、月曜日は骨シンチをほぼ一日がかりで受け、本日火曜日、胃カメラを受けてきました。    

胃カメラの結果は異常なし。
そして、便の検査の結果が出ていて…
なんと下痢と腹痛の原因は、カンピロバクター、と判明しました。
細菌性の胃腸炎ということでした。
生の鶏肉についていることがあるという細菌だそうですが…
いったいどこで感染したというのでしょう?
我が家の食事作りはすべて私が担当しておりますので、責任があるとすれば私です。
が、思い当たる節はなく、要注意です。
体力のない高齢者もいることですから、気を付けなければいけませんね。

おじいちゃん、現在はずいぶん元気になったものの食欲はまだ以前ほどには戻ってなくて、ご本人共々家族の私たちも、年齢による体力の衰えをもう少ししっかり受け止めなければいけない、と痛感した出来事でした。

長文にお付き合いいただきありがとうございました。