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実家の母に面会するために帰省していた、先週末。
三連休が終わって、自宅に戻り、日常復帰しています。
今回、母の顔を見て安心できたのはもちろんですが、それと同時に老後の過ごし方や年を重ねる事の意味、そしてその難しさ…などいろいろな事を考えさせられる帰省になりました。

母の入居しているサ高住では、今月いっぱいまでは、土日のどちらか10分、一家族二人まで、という制限つきの面会が許されていました。
実家のすぐそばに住まいがあって、もうずーっと母のあれこれを面倒見てくれている姉が今回も面会の予約を取ってくれたのですが、8月からまた面会禁止が決まっている事もあり…
「遠方から来る妹なのでなんとかもう一日…」と施設の方にお願いしてくれて、10分の面会を二日に渡ってさせていただく事ができました。
🙏ありがとう〜💕

…で母に会いに行くにあたってなんとか記憶を呼び戻してもらいたくて、いろいろ考えて昔のアルバム↑を持って行って母に見せる事にしました。
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父と母の若かりし頃のツーショット写真を見せて、「これがお母さんよ〜」と見せると…
「へぇ〜」という反応😅
「こちらがお母さんのご主人よ…」には…
「あら、そう…知らんわ…」
…ですから、私の事ももちろん覚えてはいません。😅
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お話はそれてしまいますが、面会のために姉と昔のアルバムを探していて、懐かしい写真発掘に思わず、長時間を費やしてしまいました…😆
↑これは両親の結婚式の写真です❣️
1950年と言いますから72年前‼️

この写真も見せましたが、もちろん「へぇ〜」でした。💦

そして翌日の面会は、昼食後という事もあってとても眠そうにベッドに横になっている母だったので、ベッドの脇に座ってゆっくり、話しかける事に。
前日と同じく私に「どこから来たの?」という質問から始まって、時々目を閉じては、また話し出す…というペースの母。
ぽつぽつ話していくうちに「私は○○小学校やった。」と小学校の名前が出てきたり、お友達もたくさんいたけどもうみんな忘れた…と言いながら、遠い目をしたと思ったら「○○さん…酒屋さんの娘さんやった…」と。
どうも自分が子供の頃の引き出しを開けたかのようでした。
最後に「毎日一緒に遊んでたわ…会いたいけどなぁ〜」と言ったと思ったら…
「もう私はひとりぼっち…」という言葉。
さすがにこの一言には私もなんと答えていいやら言葉に詰まってしまいました。😢
一瞬考えて「私も遠くに居るからね〜」と言ったら特に反応がなかったので、
「私はお母さんの娘よ。」と言ってみたら…
「本当に?え〜っ、知らんだわ〜」😂でした。

8年前に転んで足をけがしてしまって以来見守りが必要になってサ高住に入居する事になった母。
コロナで会えなくなるまでは、会いに行っても普通に話しもできて、もちろん私の事も覚えていてくれていた母。
今年95歳になったのだから、仕方ないのかな。
でも聞けば痛いところはない、って言うし、穏やかな表情で子供の頃の話を思い出しながら話してくれる母。
ちょっと子供みたいで可愛かった…。

面会中に撮ってきた動画を兄や姉と共有して、不満もなく辛い事もなく穏やかに過ごしてくれていて良かったね😌と納得した今回の面会。
自分達もいつかはこんなふうに歳を重ねて行くのか…と思うと今するべき事がいろいろあるような気がしてくるけれど…